「日本人の食生活における一品あたりの塩分摂取量:家庭での食生活の目標設定の手掛かりに」
一般市民の食事記録と食塩排泄量を調べ、日々の料理の一皿に含まれる食塩量を分析しました。この結果から、新しい減塩指導を提案しました。
原著論文→Imamoto M, Takada T, Sasaki S, Kato K, Onishi Y. Salt intake per dish in the Japanese diet: a clue to help establish dietary goals at home. J Nutr Sci. 2021;10:e107
減塩Webサイト「日本人の減塩〜減塩指導の新しいアプローチ」の「日本人の食塩源」に詳しく掲載しています。
「日本の家庭料理における減塩のための料理介入(料理教室)の開発:戦略と評価」
料理教室の参加者はいつも楽しそうに見えますが、減塩の料理教室って効果はあるのでしょうか。この論文は、そんな日頃の疑問から始まった研究です。まず、臨床研究チームと一緒に減塩の教育内容を考えて、覚えてほしい知識と調理技術が日頃の家庭料理に反映するように献立を組みました。さらに、研究として特別に尿検査を行って実際の食塩摂取量を計測しました。これにより、減塩料理教室の効果が証明されました。
原著論文→Miyuki Imamoto , Toshihiko Takada , Sho Sasaki , Yoshihiro Onishi , Development of a culinary intervention (cooking class) for salt reduction in Japanese home cooking – Strategies and assessment, AJPM Focus (2024), doi: https://doi.org/10.1016/j.focus.2024.100227
減塩Webサイト「日本人の減塩〜減塩指導の新しいアプローチ」の「減塩料理教室」に詳しく掲載しています。
「主婦のための料理教室が家族の減塩に及ぼす効果:クラスター無作為化比較試験」
原著論文→Effect of cooking classes for housewives on salt reduction in family members: a cluster randomized controlled trial
「減塩モニターによる1日の食塩摂取量の自己モニタリングの減塩効果:クラスター無作為化試験」
原著論文→Effects of self-monitoring of daily salt intake estimated by a simple electrical device for salt reduction: a cluster randomized trial
「地域居住成人における食塩過剰摂取者を特定するためのスクリーニングツール:集団ベースのコホート研究」
原著論文→Screening tool for identifying adults with excessive salt intake among community-dwelling adults: a population-based cohort study
「日本人閉経後女性のカルシウム排泄に対する推奨用量のカルシウム補給食の効果」
閉経後の女性では、日々のカルシウム排泄量が、推奨される摂取量を上回っており、さらに多くのカルシウム摂取が必要であることを示しました。
原著論文→Effect of Dietary Calcium Supplementation at Recommended Doses on Calcium Excretion in Japanese Postmenopausal Women
栄養素ではなく料理を単位とした、新しい食事分析法を開発しています。これは、日々の食生活の改善に直結するようにデザインされています。(→料理調査法サイト参照)
減塩目的に開発された、主菜を食塩1gに調理する方法です。料理の基本パターンを覚えると減塩料理が簡単に作れます。
(→減塩サイトの主菜を食塩1gに作る参照)